西山スマイル介護職員や看護師の出会った、ちょっと感動するお話をお届けします。

　M様ご夫婦は、西山病院に入院する前は、特別養護老人ホームで過ごされていました。

　ご主人様が誤嚥性肺炎を起こされ、急性期病院で加療後、食事摂取が困難となってしまったことから、奥様がいらっしゃる特養には戻る事が出来ず、当院に入院されてきました。

　当院では、何とか口から食べられるようにしてさしあげたいという思いから、多職種のスタッフが、チームで関わってきたことにより、少しずつ経口摂取ができるようになり、活力が出てきました。
　
　ご家族様にそのご様子をお伝えしたところ、このコロナ禍で面会ができない中、母親にもそんなご主人の姿を見て、また一緒に過ごさせてやりたいという思いから、最近、奥様も西山病院のご主人様と同じ病棟にお迎えさせていただきました。
　
　入院当日、早速昼食の時に食堂でお隣同士席に着いていただいたところ、お二人で手を取り合って喜んでいる光景を目にいたしました。
　
　とても微笑ましく、心温まるひと時でした。
　
　今までの生活の中で、山あり谷ありあったとは思いますが、やっぱりいつまでも夫婦で一緒に居られることが幸せなんだなぁと感じました。
　
　ご家族様にも、安心していただくことができて、M様ご夫婦をはじめ、ご家族様、スタッフ全員の気持ちが、一つになって実を結んだことを実感しました。