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よくわかる介護用語

聞いたことがあるけれど意味はよく分からない、医療福祉の専門用語について簡単に解説します。
ターミナルケア
終末期の医療・看護・介護のことで、主に痛みの緩和などを中心に行われるケアのことです。
体位変換
自力で体位を変えることのできない人の床ずれ、血行障がい、疼痛(とうつう)、感覚マヒなどの防止のため、介護者の介助によって、定期的に体の向きを変えることをいいます。長時間同じ姿勢で寝ていると体の同じ部分に圧迫が集中し、血行不良を起こしやがて床ずれの原因になります。一部の血行不良は全身の血液循環にも影響します。心臓や、肺などの機能低下を招く危険性があります。少なくとも2時間以上同じ姿勢のままでいることのないように、こまめに体位変換をしてあげましょう。体位変換で大事なことは、介護をする人のペースで無理矢理に引っ張って動かそうとしないことです。なるべく声をかけ、どうするのかを伝え、出来るだけ心身の準備をしてもらうようにしましょう。
短期入所
ショートステイのこと。高齢者、障がい者等が短期間(原則として7日間以内、やむ得ない理由がある場合には延長も可能)施設に入所し、介護サービスを受けることです。短期入所生活介護と短期入所療養介護があります。
端座位(たんざい)
足を下ろして座った姿勢。椅子に座ったときの状態です。
地域活動支援センター
障害者自立支援法にもとづき、地域支援事業として整備されている障害者支援施設です。主に、障がいのため就職などの社会活動が困難な障がいを持つ方の日中の活動支援を行なう。施設の目的により1-3型に分類される。
地域包括ケアシステム
在宅の高齢者や障がいを持つ方などに対して、地域の介護事業者、保険医療機関、福祉団体などが連携し、地域住民のニーズに沿ったサービスを体系的に提供するためのシステム作りとなります。制度としては、広島県の公立きみつ病院によるシステムを元に、全国に普及しています。
地域包括支援センター
市町村が設置運営する地域包括支援センターは、高齢者の暮らしを支援する地区市町村域の新たな中核機関です。高齢者が住み慣れた地域で尊厳のある生活を継続することができるように、
1.総合相談支援、
2.虐待の早期発見・防止などの権利擁護、
3.包括的・継続的ケアマネジメント支援、
4.介護予防ケアマネジメント等の事業・サービスが切れ目なく包括的に展開されます。
地域包括支援センターには保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)の3職種が必ず置かれ、1ヵ所でさまざまな対応を行なういわゆる「ワンストップサービス」が提供されています。
地域密着型サービス
地域密着型サービスは、在宅の要介護者に対して提供されるもので、高齢者の「尊厳の保持」と地域の特性に応じた多様で柔軟なサービスをめざして創設された新しいサービス体系です。
サービスの内容は次の6種類です。
1.小規模多機能型居宅介護
2.夜間対応型訪問介護
3.認知症対応型通所介護
4.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
5.地域密着型特定施設入居者生活介護
6.地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護。
痴呆症(認知症)
現在は認知症といいます。脳や身体の疾患を原因として、記憶・認識・判断・学習などの知的機能が低下し、自立した生活に支障が生じる状態のことです。
超高齢社会
65歳以上の高齢者の占める割合が全人口の21%を超えた社会。日本が超高齢社会となるのは時間の問題といわれている。また、65歳以上の高齢者の占める割合が全人口の7%を超えた社会は「高齢化社会」、14%を超えた社会は「高齢社会」と呼ばれる。
通所介護(デイサービス)
日常生活において支援・介護が必要な方が日帰りでデイサービスセンターや特別養護老人ホーム等の施設に通って、入浴・食事・排泄など日常生活を支援するサービスや、健康状態の確認、機能訓練等のサービスを受けることです。通所の際の送迎サービスもあります。
通所リハビリテーション(デイケア)
日常生活において支援・介護が必要な方が、介護老人保健施設や医療機関等に通って、心身の機能の維持回復を図り、日常生活における自立支援のためのリハビリテーションを受けるサービスのことです。
糖尿病
血液中のブドウ糖濃度を表す血糖値が異常に高い状態を指します。通常、正常な血糖値は100mg/dl未満、糖尿病は126mg/dl以上とされています。
特定施設入居者生活介護
特定施設(有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム、適合高齢者専用賃貸住宅)が提供する「入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話」および「機能訓練及び療養上の世話」のこと。介護保険制度では有料老人ホーム等は居宅(居住の場所)と位置づけられ、施設との混同を避けるため、これまでの「特定施設入所者生活介護」から「特定施設入居者生活介護」と変更されました。
特別養護老人ホーム
介護老人福祉施設。日常生活に常時介護が必要で、自宅では介護が困難な高齢者が入所します。食事・入浴・排泄などの日常生活の介護や健康管理が受けられます。
特例居宅介護サービス費
要介護被保険者が、要介護認定の効力が生じる前に緊急に指定居宅サービスを受けたときに支給される費用のことです。サービス利用者の方は、まず全額を事業者に支払い、その後市町村に申請し、サービス費用の9割が戻ってくる償還払い方式で利用料を支払うことになります。介護給付の一種です。
特例居宅支援サービス費
要支援被保険者が、要支援認定の効力が生じる前に緊急に指定居宅サービスを受けたときに支給される費用のことです。サービス利用者の方は、まず全額を事業者に支払い、その後市町村に申請し、サービス費用の9割が戻ってくる償還払い方式で利用料を支払うことになります。予防給付の一種です。
特例施設介護サービス費
要介護被保険者が、要介護認定の効力が生じる前に緊急に施設に入所したときに支給される費用のことです。
サービス利用者の方は、まず全額を事業者に支払い、その後市町村に申請し、サービス費用の9割が戻ってくるという償還払い方式で利用料を支払うことになります。介護給付の一種です。
床ずれ
褥瘡(じょくそう)。皮膚の同じ部分に長い間自分の体重による圧迫がかかることにより、血流が悪くなり、皮膚表面の組織が壊死することをいいます。寝たきりの高齢者などに起こりやすい症状です。

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