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西山スマイル介護職員や看護師の出会った、ちょっと感動するお話をお届けします。

2019.10.01ご家族との交流も大切に
生活相談員/Y
 「西山の杜」には、週に何回と決めて面会に来られるご家族が多くいらっしゃいます。
 面会にいらしたご家族とお話ししていると、「今いちばん辛いこと」や「自分のことが誰かわかってもらえないときがある」などのご相談を受けることがあります。
 「西山の杜」のご利用者は、ほとんどの方が軽度から重度までの認知症です。
 つい先ほどまで楽しく会話をされていても、少し時間が経つとまるで初めて会ったかのように挨拶をされるようなことはしばしばあることなのですが、たいていのご家族は、施設に入所させたことに引け目を感じておられます。
 認知症の症状が進んだり、ご利用者がご家族のことをわからなくなったりすると、「毎日面会に来ないといけない」「入所させずに自宅で看ていればよかったかもしれない」とご自身を責めるように思われるご家族が多くいらっしゃいます。
 とくに、まめに面会に来られるような熱心なご家族ほど、様々なことで悩まれるようにお見受けします。
 それだけに、私たちはご利用者の介護だけではなく、ご家族の声も積極的に聞きとり、双方にとって悔いの残らない入所生活を送っていただけるよう、これからもご家族との交流も深めてきたいと思いました。

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