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西山スマイル介護職員や看護師の出会った、ちょっと感動するお話をお届けします。

2021.07.01顔なじみ
介護職員/N
 私が西山病院グループで働き始めて、早いもので五年目になりました。
 入職当時は、初めての社会人ということに加え、専門学校ではあまり触れてこなかった「グループホーム」での勤務ということで、不安の多い日々でした。覚えることがたくさんあって、焦りからミスばかりしていました。なんとか独り立ちしてからも、「大丈夫?」「ゆっくりでいいよ」とご利用者にご心配いただくことも多々ありました。
 「しっかり仕事をこなさなければいけない」という気持ちが先行して業務ばかりを考えてしまい、周りが見えずに一人バタバタして一日が過ぎていました。仕事を終えて帰宅してからも、「また今日もミスをしてしまった」「また今日もダメだった」と自己嫌悪に陥っていました。
 私は何度も、辞めたいな、向いてないのかなと考えました。それでも次の出勤日、足取り重くホールへ向かうと「しばらくぶりだね!」「また会えたね!」と、ご利用者のみなさまが温かく迎えて下さいました。そのおかげで今日まで勤務することができ、ご利用者に感謝しています。
 だんだん仕事にも慣れて自然と周りが見えるようになり、どうすればご利用者と一緒に行えるかもっと楽しく一緒に過ごせるかと考えられるようになってきました。
 最近では、ご利用者から「あなたがやってくれると安心だよ。」「優しいお兄さんが来てくれた。」「あなたの顔を見ると、こっちも元気になれる。」と、とても嬉しい言葉をいただけるようになりました。頑張ってこの仕事を続けていてよかったと思うのと同時に、期待を裏切らぬようなお一層精進し、身を引き締めて頑張っていきたいと思います。

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