西山スマイル介護職員や看護師の出会った、ちょっと感動するお話をお届けします。
2021.04.01日々のささやかな変化
理学療法士/K
私たちが日々リハビリを提供させていただく中で、ご利用者が劇的に改善したりするような変化が起こることはあまりありません。大抵は、変化に気がつかずに過ぎ去ってしまったり、すぐには気がつかないほどささやかなものだったり。けれど、そんなとても「ささやかな変化」にほっこりした、あるエピソードを紹介させていただきます。
失語症でなかなか言葉を発せられない、あるご利用者A様がいらっしゃいます。
A様は、ふだん「あーあーあー」とだけ発声されていて、何を伝えようとされているのか分かりづらいことがほとんどです。しかし、覚醒が良かったある日のことです。リハビリの運動中にスタッフが「一、二、三…」とカウントするのに合わせてA様が、「あー、あー、あー…」と発声してくださったのです。
コミュニケーションが取りづらい方の場合、ご本人の気持ちを伺うことが難しいため、「このリハビリは嫌じゃないかな?」「辛くないかな?」と気になっても、確認できないことが多々あります。
今回、リハビリでA様が一緒にカウントしてくださった様子を拝見し、言葉がわからなくても前向きにリハビリに参加されていることが分かり、とても嬉しかったです。
これからもこのようなご利用者の「ささやかな変化」を見落とさないように、リハビリを継続していきたいと思います。
失語症でなかなか言葉を発せられない、あるご利用者A様がいらっしゃいます。
A様は、ふだん「あーあーあー」とだけ発声されていて、何を伝えようとされているのか分かりづらいことがほとんどです。しかし、覚醒が良かったある日のことです。リハビリの運動中にスタッフが「一、二、三…」とカウントするのに合わせてA様が、「あー、あー、あー…」と発声してくださったのです。
コミュニケーションが取りづらい方の場合、ご本人の気持ちを伺うことが難しいため、「このリハビリは嫌じゃないかな?」「辛くないかな?」と気になっても、確認できないことが多々あります。
今回、リハビリでA様が一緒にカウントしてくださった様子を拝見し、言葉がわからなくても前向きにリハビリに参加されていることが分かり、とても嬉しかったです。
これからもこのようなご利用者の「ささやかな変化」を見落とさないように、リハビリを継続していきたいと思います。
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