文字サイズ
  • 標準
背景色

西山スマイル介護職員や看護師の出会った、ちょっと感動するお話をお届けします。

2020.08.01「かけがえのない出会い」
介護職員/Y
 私がグループホームハイジの家で働いた10年の間に、いろんな方々との出会いやお別れがありました。その中でも、この先忘れる事が出来ない方のお話をしたいと思います。
 A様は80代の男性で、雪が積もる地域から来られた方です。とても社交的で、冗談もお好きで毎日痛いくらいの力強い握手をしてくれたのが印象深い人でした。
 ある時、職員がご飯を炊くのを忘れてしまい、食事の時間に炊けていないことがありました。そんな時も「謝らんでいい!待てばいいだけだ。」と、気遣って下さる優しさもありました。そんなA様から教わったことは、数多くあります。その中でとても嬉しかったことがあります。ある朝、私が他の入居者様の整容のお手伝いをしていた時のことです。隣にいらしたA様が真剣な表情で「お前さんの〇〇さんに対してのものの言い方が、聞いていてとても気持ちがいい!」と、褒めてくださいました。自分の中では、普段通りに接していたのでそう言って頂いて驚きました。それと同時に、認めて下さる言葉に胸がいっぱいになりました。
 そんなA様とのお別れは、突然でした。私の夜勤の日、A様は数日前から体調を崩されており、体調を尋ねた私に「何ともないよ。お前さんも無理しなさんなよ!」と、笑顔で手を振って下さった数時間後の出来事でした。私自身何が起きたか分からず、受け入れるまでに時間がかかりました。今でもついついA様の姿を探してしまうことがあります。
 これから先も沢山の方々との出会いや別れがあると思いますが、「気持ちがいい」と思って頂ける対応を続けていくことが、天国にいるA様への恩返しになると信じ、心掛けていきたいです。
 最後に、A様のご冥福をお祈りしたいと思います。

TOP