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新着情報

2019.07.29【嚥下チーム】嚥下障害患者様を対象とした夏のお食事会を開催しました
 当院入院患者様の多くが嚥下障害を患っており、普通の食事がとれず、きざみ食やミキサー食、ゼリー食などの嚥下食を召し上がっている方が多くいらっしゃいます。「見た目が悪い」「おいしくない」「普通のご飯が食べたい」と訴え、食事に物足りなさを感じている様子がうかがえます。

 当院では今年4月に、医師、言語聴覚士、管理栄養士、歯科衛生士、看護師、介護職員で構成された嚥下チームを発足しました。
 当院の嚥下チームの最大の目的は、嚥下障害の患者様を対象としたおいしくて楽しい企画を開催することです。今回、初の試みとして11名の嚥下障害の患者様を対象に、7月24日に夏のお食事会を開催しました。

 今回のコンセプトはレストランです。夏をイメージしたテーブルクロスと、座席には名前プレート、お品書き、生け花を一人ひとりに準備しました。
 肝心のメニューは、見た目はそのままですが口に入れると溶ける「あいーと」という食品2品、鮪の刺身、ごはん、汁物、スイカをご用意しました。食器もいつもとは異なる陶器の食器で提供しました。
 お食事が運ばれてくると、いつもとは違うおいしそうな見た目のお食事に「おいしいものは笑顔の源だ!」と大喜びされました。ほとんどの方が完食され、笑顔あふれる素敵な時間となりました。
 食べることは生きる力だと実感しました。

 今後も継続して、おいしくて楽しい企画を開催していきたいと思います。

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